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ビワ【枇杷・びわ】

ビワ【枇杷・びわ】

びわの葉茶(ビワ葉茶)の基礎知識

びわの葉茶は、常緑果樹 ビワ (Eriobotrya japonica) の硬い葉を乾燥させて作る和漢系ハーブティー。中国では「枇杷葉(ピーパーヤー)」として古くから咳・痰の漢方に用いられ、日本でも民間で「健康茶」として親しまれています。


主な成分と働き

分類 代表成分 期待される働き
トリテルペン酸 ウルソール酸 / オレアノール酸 抗炎症・抗酸化・皮膚修復
フラボノイド クエルセチン / ケンフェロール 血管保護・抗酸化
シアン配糖体 アミグダリン(ビタミンB17) 伝統的に去痰・咳止めに用いられる※過剰摂取注意
サポニン・タンニン 抗菌・収れん・デトックス補助
ミネラル カリウム / マグネシウム 電解質バランス・利尿

代表的な効能

  • 呼吸器サポート — 咳止め・去痰に利用されてきた
  • 抗炎症・抗酸化 — ウルソール酸やフラボノイドが細胞ダメージを軽減
  • 血糖・脂質ケア — ポリフェノールが糖・脂質代謝をサポート
  • 美肌・創傷ケア — 外用としても使われる成分が肌を健やかに保つ

※ 本資料は食品の一般情報であり、医療行為を目的としたものではありません。


レビューで多かった声

項目 主なレビュー内容
香り・味 「ほうじ茶のような香ばしさ」「フルーティーで甘みがある」「クセがなく子どもも飲める」
飲み方 ティーバッグを急須で5分抽出、煮出し後に保温ポットや冷蔵でアイスティーにする人が多い
体感 「のどがスッキリした」「寝る前に飲むと落ち着く」「続けて肌の調子が良い気がする」
ブレンド 玄米茶・松葉茶・柿の葉茶と混ぜると香りが引き立つという声
ネガティブ 長く煮出すと「えぐみ・苦味が出た」、青臭さを感じる個体差がある

自家製びわの葉茶の作り方

1. 収穫・下処理

  1. 初夏〜秋、光沢のある厚い葉を10〜20枚採取
  2. 裏面の微毛をタオルやブラシでこすって落とす
  3. 水洗い後、キッチンペーパーで水気を拭く

2. 乾燥

  • 葉脈を残したまま 1〜2 cm 幅にハサミでカット
  • ザルやネットで日陰干し(約1週間)
  • 完全乾燥後、シート状のままでも粉砕しても OK

3. 保存

  • 密閉瓶やジッパー袋+乾燥剤
  • 直射日光と高温多湿を避ければ 約1年 風味保持

4. 煮出し方(1 L 分)

材料
乾燥びわ葉 5–8 g(葉2〜3枚)
1 L
  1. やかんに水と茶葉を入れ中火で沸騰
  2. 弱火で15分 煮出し、火を止めてフタをしたまま さらに10分 蒸らす
  3. 茶こしで濾し、ポットやボトルに移す
  4. 常温・冷蔵どちらでもおいしく、当日〜翌日 以内に飲み切る

濃く抽出すると苦味が出やすいので、好みに合わせて茶葉量と時間を調整。


飲用目安

  • 1日 2〜3杯(計 400–600 mL)を目安に、体調を見ながら調整
  • ノンカフェインなので就寝前も可。ただし利尿作用が気になる場合は夕方までに

副作用・注意点

ケース 注意点
過剰摂取 アミグダリン由来の苦味・頭痛の恐れ
妊娠・授乳 安全性データ不足のため控えめに
アレルギー バラ科(桃・リンゴ等)に敏感な方は慎重に
体質 胃腸が弱い場合は濃度を薄めるかブレンドする

まとめ

びわの葉茶は呼吸器サポートや抗炎症など多面的な働きが期待でき、口コミでも「クセがなく飲みやすい」と高評価。自家製の場合は 「裏毛を落とす → しっかり乾燥 → 弱火でじっくり煮出す」 を守り、香りや濃さをレビューの声を参考に調整して、日々の健康習慣に取り入れてみましょう。

詳細情報

  • 学名: Eriobotrya japonica
  • 科: バラ科 ビワ属
  • 開花時期: 11~12月

効果

  • あせも予防・対策: 説明なし

成分

  • ペクチン: 水溶性食物繊維としてコレステロールを低下させ、腸内環境を整える。
  • トリテルペノイド: 植物由来のトリテルペンがNF-κB経路を抑えて強力な抗炎症・抗腫瘍作用を示す。
  • ウルソール酸: 抗酸化・抗炎症に優れ、動脈硬化性プラークの縮小や筋肉量維持にも寄与。
  • マスリン酸: 抗酸化・抗炎症・血糖降下など多臓器を守る働きが報告されるオリーブ由来成分。
  • メチルマスリネート: β-遮断作用をもち、心筋のリズムを整えるポテンシャルがある。
  • ユウスカピン酸: 抗炎症・抗酸化・抗アトピーの効果が確認され、疲労軽減にも寄与。
  • 葉酸: 細胞分裂を支え、妊娠初期の神経管欠損リスクを大幅に低減する。
  • デキストリン: 可溶性食物繊維がプレバイオティクスとして腸内細菌を活性化し、整腸に寄与。
  • 酒石酸: 果実由来の有機酸で抗酸化・肌の角質ケア作用をもち、pH緩衝に働く。
  • タンニン: ポリフェノールが活性酸素を除去し、軽い収斂作用で消化器を保護。
  • オレアソール酸(オレアノール酸): 肝毒性物質から肝臓を守り、解毒酵素を誘導する。
  • サポニン: 界面活性構造でコレステロール排出を促し、免疫調節にも働く。
  • ビタミンB1: 糖質をATPに変換する補酵素で、疲労回復と神経機能維持を助ける。
  • クエン酸: TCA回路を回し疲労物質の分解を促進、持久力向上にも寄与する。
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