セロリ

セロリ茶（Celery Tea）の基礎知識

セロリ（学名 Apium graveolens、セリ科）は、茎・葉・種子（セロリシード）まで利用される香味野菜／ハーブ。
お茶にはセロリシード（砕いて使う）や乾燥葉がよく用いられ、青みのあるハーバルな香りと、ほのかな苦味・スパイス感が特徴。カフェインは含みません。

主な有効成分と働き

セロリなどの野菜に含まれる**フラボノイド「ルテオリン」**は、マウスの実験で 毛のメラノサイト（色素細胞）を守り、白髪化の進行を抑える可能性が報告されています。

ルテオリンはセロリ・ブロッコリー・ニンジン・タマネギなど、さまざまな野菜に含まれる抗酸化成分です。

期待できる効能

• 消化サポート＆駆風：胃もたれ・お腹の張りをやさしくケア
• 利尿・むくみ対策：水分代謝を促し体を軽く
• 血圧サポート：香気成分の血管拡張でリラックスしやすく
• 抗酸化・抗炎症：ポリフェノールが日々のコンディション維持に

※食品としての一般的なはたらきです。治療目的では医療機関へ。

セロリ茶の作り方

1) セロリシード茶（しっかり香り・機能重視）

• 材料（1杯）：セロリシード 小さじ1（約2 g）、熱湯 200 mL
• 手順
  1. シードを乳鉢やスプーンで軽く砕く（抽出効率UP）
  2. マグやポットに入れ熱湯を注ぎ、フタをして 7–10 分蒸らす
  3. 茶こしで濾す
• 味の調整：レモン薄切り／はちみつ少量／ジンジャー少々で飲みやすく

2) セロリリーフ茶（マイルドで飲みやすい）

• 材料（1杯）：乾燥セロリ葉 小さじ山盛り1（約1–2 g）、熱湯 200 mL
• 手順：熱湯を注いで5–7 分蒸らし、濾す
• ブレンド例：レモンバーム／ペパーミント（爽やか）、ローリエ少々（コク）

濃く出したいときは弱火で 3–5 分温浸（沸騰させず）。香りを逃がさないよう必ずフタを。

飲用目安とタイミング

• 量：1 回 1 杯（200 mL）を1 日 1–2 杯まで
• タイミング：食後（消化サポート）、夕方のリラックス時
• 就寝前：利尿作用があるため多量は避けるのが無難
• 継続：毎日飲むなら2–3 週間を目安に適宜休止

副作用・注意点

まとめ

• セロリ茶はシード＝力強い香り・機能性、葉＝マイルドで使い分け
• 基本は 小さじ1 × 熱湯 200 mL、フタをして 5–10 分
• 消化・むくみ・リラックスに日々の一杯を。妊娠中やアレルギー、腎・出血傾向がある場合は使用を控える／専門家に相談して安全に楽しみましょう。