すぎな【杉菜・すぎな】

すぎな（杉菜）について

スギナ（Equisetum arvense）は、トクサ科トクサ属に属する多年生の植物で、古くから薬草として利用されてきました。スギナは特にミネラルが豊富なことから「ミネラルの宝庫」とも呼ばれています。葉や茎が地上に現れる春先に採取され、健康茶としても広く愛飲されています。生薬名としては「モンケイ（問荊）」と呼ばれ、解熱、利尿、鎮咳などに効果があるとされています。

健康茶としてのスギナ

スギナ茶（すぎな茶）は、体内の毒素を排出するデトックス効果や、利尿作用、解熱効果があります。また、ビタミンA、C、E、そして鉄やカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、栄養補給としても優れています。葉緑素が含まれているため、血液を浄化し、体内の損傷を受けた組織を修復する力も期待されています。特に美容面でも、ケイ酸が髪や爪を健康に保つ効果があり、老化防止や美髪のために用いられています。

歴史と文化

スギナは古くから解熱や利尿薬として使用されてきました。春先に芽吹く若葉は、佃煮や油炒めなど料理にも使われ、栄養豊富な食材として親しまれています。スギナはその高い栄養価と薬効から、現代でもデトックス効果や老化防止、糖尿病や高血圧の予防などの健康効果が注目されています。