【痛風】 尿酸の結晶が関節に溜まり炎症反応を起こすこと。ある日、突然激しい痛みに襲われます。
【痛風の原因と症状】 生物の細胞の核に含まれるDNAの主成分であるプリン体が食べ物として人間の身体に入って消化された後、肝臓で分解され尿酸(老廃物)を生じます。ほとんどは尿として排出されますが残った尿酸は血液などの体液に溶け込んで身体を循環します。血液中の尿酸の濃度が高くなり、飽和濃度を超えると身体のいろいろな場所に尿酸塩の結晶として蓄積されます。尿酸塩が関節に溜まりすぎると身体の防御機能である白血球が反応して攻撃してしまいます。この時に激痛(痛風の発作)が走ります。尿酸塩は腎臓に溜まりやすく腎臓機能まで犯してしまう恐れがあります。
【痛風が起こったときの応急措置】 ・患部を冷やすこと。 ・患部を安静にすること。(マッサージは厳禁です。) ※できるだけ早急に病院へ行き、医者の診察・治療を受けること。
【痛風の予防】 痛風を予防する食生活(食事内容の改善) ・プリン体を多く含む食品の摂取に注意すること。 プリン体を多く含む食品としてはレバー類、魚の卵類(イクラ、タラコ )、赤身の魚類(イワシ、カツオ)、エビ、干し椎茸、干物類に比較的多 く含まれています。 ・プリン体を多く含むアルコールを飲みすぎないこと。 ビールには多くのプリン体が含まれています。蒸留酒である焼酎や ウィスキーにはほとんど含まれていません。 ・野菜を中心とした食事にすること。(プリン体が比較的少ない) ・水分を多めに摂取して排尿によって尿酸の排出を促すこと。 ※生活習慣病の予防のためには緑茶、健康茶、ミネラルウォーター などの糖分を含まない飲料が良いでしょう。
【痛風の予防で人気の健康茶】 食事内容の改善や十分な水分補給と排尿は尿酸値を下げることにつながりますが、合わせて利尿作用のある健康茶を飲用することで補助的効果が期待されます。
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