【アトピー性皮膚炎】
アレルギー性の湿疹(皮膚の炎症)のことで“アトピー体質”という遺伝的要素が原因しています。遺伝的に皮膚の一番表面の角層に存在する皮脂が極端に少ないことが原因とされている。
アトピー体質の赤ちゃんや幼児が外部から受ける多様な刺激により発症する。外部環境要因としては細菌、ダニ、食物、ストレスなどがある。
これらの外部からの刺激により皮膚の表面が痒くなり引っ掻くと皮膚の表面を傷つけます。傷ついた皮膚は外部からの刺激を受けやすくなり更に痒くなります。こうして悪循環になり症状を悪化させてしまいます。

【アトピー性皮膚炎の予防】
１、かゆみの原因を少なくする。

・寝具やカーペット、畳などにダニが増えすぎるとかゆみの原因になります。(ダニの死骸、ダニの糞、埃なども)
こまめに掃除機をかけてダニやダニの餌となる垢、フケ、食べ物のカス等を取り除くこと。

・皮膚表面を刺激する衣類や寝具は使用しないこと。肌にやさいし柔らかい素材のものがベストです。(特に首周りは擦れやすいので要注意です。また、ゴムで締め付けることでかゆみを生じたり、寝具に顔を擦りつけて鼻、耳、顎、額などの出っ張っている部分の皮膚を傷つけてしまいます。)

・汗をかいたときはシャワーで洗い流して清潔な衣類に着替えること。(せっけんを過度に使うと皮膚表面の皮脂を取り去ってしまうので１日１回程度にしておく。タオルやスポンジを使って洗うと肌を傷つけることがあるので手に石鹸の泡をつけてやさしく洗うこと。)木綿１００％の衣類が吸湿性に優れて肌にやさしいのでお勧めです。

・赤ちゃんや幼児の衣類を洗う際はなるべく合成洗剤を使用せずに天然素材のせっけんで洗うとよい。

・入浴の際は天然素材の入浴剤を入れると塩素が抜けやすくなる。
また、日本では伝統的に天然素材の入浴剤としてどくだみ草、桃の葉、びわの葉などが利用されている。いずれも殺菌力のある成分を含んでおり入浴中に皮膚の表面の雑菌を退治してくれる。

２、かゆみが起こって引っ掻いても皮膚の表面を傷つけないようにする。

・爪を適切な長さに切っておくこと。伸び過ぎた爪でかゆくなった肌を掻くと皮膚を傷つけてしまいます。(ミトンを付けておく方法もありますが完全ではありません。)

※乳幼児は痒いところを素直に掻いてしまうので痒くならないようにしてあげることが大切です。

【アトピー性皮膚炎の予防に人気の健康茶】
アトピーの体質改善に良いと言われている健康茶です。